エキサイティングな夜
昔、エキサイティングバーで働いていました。
これは、夜の蝶と店長とグランドオープンに向かった汗と涙の物語です…。
ある日社長に、、、
店長!!フリータイムに女の子達を踊らせたいから!パラパラを振り付けしてくれないか?頼む!!と言われた…
これは困った!
振り付け何てした事無い…
そもそもパラパラ何て踊れない…
パラパラって何だ?
社長に、パラパラ踊れますよ僕は♬……何て匂いを、1ミリだって出した覚えは無い……。
何故?パラパラ何て飛び道具を俺に頼むのだろうか…
それでも……しばし考え……やりましょう!任せて下さい!と、ありもしない自信を持って承諾してしまいました。。。
また1つ新たな黒歴史誕生の瞬間です!!
タイムマシーンに乗ってあの瞬間に戻れる事があるならばこう言ってやる事でしょう……。
ブチカマセ!!…と。
それから、2ヶ月の間、店のメニュー考えたり面接したり、女の子達に振り付けしたり、ラジバンダリー……
家に帰れば鏡の前でナイトオブファイヤー!!!!
と叫び目をギラつかせ踊る俺。
まさに、時は戦国!!…?
今までの人生合わせても、あんなにパラパラを狂ったように踊った日々は無い…。
そして時は過ぎ、いよいよグランドオープンの日となりました。
さあ!いよいよ俺達の夜の甲子園が開幕です!!
辛くも諦めずに前を向いて練習に練習を重ねてきた熱い日々…
俺に教えられる事はもう無い!
羽ばたけ夜の蝶達!
そう、心の中で叱咤激励をし送り出す彼女達…
結果は………
オッサン達ドン引きで無事爆死!!!!
だがしかし!!
そんな事で引く彼女達じゃない!!
女の子達は華麗にエキサイティング!!
店長も我慢出来ずに蝶になる!!
客を置き去りにフルスロットル!!
………燃え尽きました…。
俺達はやったんだ!やり切りました!
周りの冷ややかな目何て気にしない!
今、君達は誰よりも輝いている!
OK!ナイトオブファイヤー!!!!
夜の街に高々とその声は響き渡り、熱き思いと共に静かに消えていく……
そして、街には静寂と共に、社長の濃い溜め息だけが残った…。
その後、エキサイティングバーはエキサイティングなまま1年も持たずに潰れました………。
今でも頭にこびり付き忘れる事なんて出来ないあの光景……。
あの日々あの店あの瞬間……。
その名は!そう!
エキサイティングバーAMAZON!!!!
さようなら!AMAZON!!……
アディオス!AMAZON!!……
流れ落ちる涙にさようなら…
あの日々は、もう帰っては来ない…………
そして、、、伝説へ。
つづく
????………
今では、パラパラって聞くだけで…寒気がします。
そんなエキサイティングバーってありますよね?